平成17-19年度厚生労働科学研究費(労働安全衛生総合研究)
「過重労働等による労働者のストレス負荷の評価に関する研究」
分担研究者 堤 明純(産業医科大学)
過重労働等ストレス健康リスク予知チャートとは
産業医(および産業保健スタッフ)が長時間労働者の面接指導で活用することを想定しています。
チャートを活用することにより労働者の健康状態を視覚的に捉えることができます。また,健康障害に関連するリスクファクターのうち,どの要因がどの程度影響しているかといった情報を利用者 (産業医等・労働者) が認識できます。
労働者と、その場で、一緒にデータを入力し、チャートの結果を見ながら双方向の対話をすることで、労働者に自分の状況を把握し、よりよく理解してもらうことにつながります。
「循環器疾患危険度推定チャート」と「うつ病危険度推定チャート」により労働者の循環器疾患発症リスクおよびうつ病の発症リスクを推定し,「過重労働リスクマトリックス」を使用して過重労働と循環器疾患およびうつ病のリスクファクターの集積状況を把握したのち,就業制限等の事業者に対する助言,労働者の保健指導を含めた過重労働対策に役立てることができます。
過重労働等ストレス健康リスク予知チャートには,(1) 卓上シート版,(2) パソコン上でデータを入力して使用するエクセル版,および(3) web版が用意されています。
卓上シート版(PDFファイルです。IEでは、右クリックして「ファイルを保存」してください):
循環器疾患リスクチャート(総コレステロール版、LDLコレステロール版)
エクセル版(1.4版):ダウンロードはこちら(IEでは、右クリックして「ファイルを保存」してください。)
注:エクセル版は、Microsoft Windows上で、Excel2003を使用します。一部にマクロを使用しているので、セキュリティを「中」以下に設定した環境で利用ください。(セキュリティが「高」と動作しません)。またファイル起動時に、マクロを有効にして利用してください。なお、2008.7.15以前に掲載していた1.3版では、LDLコレステロール版の予測式にミスがありました。1.4版では訂正しております。
Web版の利用はこちらからどうぞ(2023年1月、プログラムを更新しました)。
報告書
平成17年度厚生労働科学研究費(労働安全衛生総合研究) 「過重労働等による労働者のストレス負荷の評価に関する研究」